真っ暗なカプセルの中で目を覚ます男。 (……何だ? 真ッ暗じゃねえか どこだここは?) ドンっとマユリの用意したカプセルのドアが吹き飛ばされる。 【回想終わり】 ジェラルドと朽木らの戦っている場所に駆け付けた一角たちが驚愕の表情を浮かべる。 一角“う……ッ 噓だろ…” “なんで……なんで俺たちより先に” “隊長が著いてんだよ?!!” 戦場がこの男を呼ぶ──??! 腕を斬られたジェラルドが叫ぶ。 ジェラルド“ぬううおおおお~~~~~ッ?。。?rdquo; “我の 我の右腕がぁ~~~?。?!”と叫んでいるあいだに、みるみる回復していく。 ジェラルド“更に強くッ” 日番谷“何だありゃ? どうなってんだ” 朽木“奴の能力だ 傷を負った部位が巨大化して強化される” 日番谷“成程な こいつも最初からこの慎重じゃなかったって訳だ” “…何だ 言いたい事があるなら言え” 朽木“……無い ……気にしすぎだ” 一方、やる気マンマンの更木“面白え??!” “それじゃあ粉々に切り刻んでやったら どうなるのか見物だなァ??!” 日番谷“あの馬鹿…!” 更木の刀を止める日番谷。 更木“何の真似だ?。?俺が緩めてなけりゃてめえも二つになってたぞ” 日番谷“思ったより気が遣えるんだな それじゃあもう少し気を遣ってくれ” 更木“あ? 何の話だ” 日番谷“こいつをこれ以上デカくして 下に落ちたらどうすんだって言ってんだ!” 更木“どうもしねえよ 俺も一緒に落ちてブッ手斬ってやらァ” 日番谷“こんな質量の奴がこの高さから落ちたら それだけで瀞霊廷は壊滅だ!” そんな會話をしてる2人をズンっと踏みつぶすジェラルド。 さらに地面にどんどん押し込んでいくが、急に足が止まってしまう。 ジェラルド“ん?” 剣八がジェラルドの足を持ち上げると、反動でジェラルドがバランスを崩す。 城の方へ倒されるジェラルド。 そこに剣八が飛びかかる。 | 剣八“ゴチャゴチャうるせェなァ!” “要は チマチマ楽しんでねェで一発で頭割れってこったろ?。?rdquo; しかし飛びかかった剣八がジェラルドの盾に弾かれ、彼方まで飛ばされてしまう。 日番谷“更木!” さらにジェラルドは盾に刺さっていた巨大な剣を引き抜いていく。 ジェラルド“我を転ばせるとは 貴様強いな” “殘酷ゆえ気は進まぬが仕方無い 貴様のような強力な闇の化身は” “我が『希望の剣(???????)』の錆にしてくれよう!!” 瓦礫に埋もれた剣八“まさか斬れねェたァな……頑丈な盾に 頑丈な體か” “尚更 斬りてェなァ” “呑め 『野曬』” 日番谷“何だありゃ…始解か!? 更木の奴いつの間に…” 朽木“奴の刀は常時開放型では無かったという事か……いや” “そもそも……常時開放型などというものは 存在せぬのかもしれぬな……” ジェラルドが振りかぶった巨大な剣を、野曬で受け止める更木。 巨體のパワーに一歩も引かず、むしろ押し返していく。 ジェラルドの剣を弾いて飛ぶ剣八。 そこを狙うジェラルド“馬鹿めッ” “"希望(???????)”が “刃毀れ”したぞッ” 腹を真一文字に斬られる剣八。 力と力の衝突(ぶつかりあい)─!!! |